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丹澤校長メッセージ63 ( 2学期 終業式 ~ クリスマスに向けて ~ )

2022.12.22 丹澤校長メッセージ

いよいよ、明日から冬休みです。今年も終わりです。
振り返ってやり残したことはありませんか。まだ9日残っていますので、立ち止まらずにやり切って下さい。

 

2022年の世相を一字で表す今年の漢字は「戦」でした。今年2月から続いているウクライナ侵攻や、北朝鮮の相次ぐミサイル発射など「戦」を意識した思いがあったとのことです。そして、まだまだ続くコロナ感染症との戦いもありますね。
第2位は、「安」です。戦とは反対語ですね。早く安らかな時代が来ますようにと込められた私たちの願いです。
皆さんは、2022年を漢字一字で表すならばどれを選びますか。
今年、先生はほとんどの行事を3年ぶりに行うことができました。これは、この3年間に比べるとウイズ コロナとの大きな前進ですので「進」を選びました。

 

さて、今週末はクリスマスです。クリスマスはカトリック校では最も大切にされている日です。そして、本来はどの様な意味があるのでしょうか。

ご存じの通り、アダムとイブは神から禁じられている木の実を食べて、楽園から追い出されてしまいます。そこには、争いごとや分裂、憎しみや闇などがありました。神が再び人間を救うために、イエス様が人となってお生まれになりました。それがクリスマスイブの12月24日です。イエス様は、「隣人愛と平和」を伝えてくださるために、ご自身が生きていく中での試練を通して、ご自身の身をもって教えてくださいました。そして、自分の死と引き換えに私たちに「他者のために」という隣人愛をお伝えになりました。それが、十字架にかけられているイエス・キリストです。

この様に、他者への分かち合いである隣人愛をお教えになられたキリストのご生誕をお祝いするのがクリスマスです。ですから、外国では家族でお祝いするのが主流です。日本は、恋人とデートといった形でその日を迎えることが多いと思います。
でも、折角カトリック校であるアサンプション国際ファミリーとしてここに居るのですから、共にご生誕をお祝いしたいと考え、クリスマスの祈りの集いが本日行われました。

 

隣人愛は、本校のモットーである「誠実・隣人愛・喜び」です。これは、一方通行の愛ではありません。双方からの愛です。1対1、1体、1対3と広がり、サークルになっていきます。与えられるだけでは愛は実りません。与える事も大切です。どうぞ、自分を大切にすることも忘れずに、他者に対しても愛を与えられる人であるように、優しく周りに目を向けてください。以前にもお話しましたが、自分を好きになることで、人への「妬み」がなくなってくるでしょう。そうすると、自分らしく生き生きと生きていけます。それが、内からにじみ出る品格に繋がります。この品格は皆さんが社会に出た時に「人から愛される」大切な要素です。これを身に付けるのが、ここアサンプション国際です。これが、本校が育てたい皆さんへの心の育成です。

 

明日から、冬休みです。
受験生の皆さんは体調に気を付けて、強い精神で最後まで後悔のないようにやり切って下さい。
では、1月にまた皆さんの元気な笑顔と共に登校してください。

100点を期末試験で取った方は、終礼が終わったら校長室に来てください。

 

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