WEB校長室
丹澤校長メッセージ99(12月23日 学期終業式 校長講話 ~平和と光~)
2024.12.23 丹澤校長メッセージ
みなさん、本日は2学期の終業式です。
この2学期、みなさんはどのような日々を過ごしましたか?新しい挑戦や困難に向き合った人もいれば、友人と共に喜びを分かち合いながら成長を実感した人もいることでしょう。
2学期は、合唱コンクール、体育祭、チャリティー学院祭、修学旅行など、多くの行事や活動がありました。忙しい日々の中で、みなさんが努力を重ねる姿、そして仲間と助け合いながら乗り越えていく姿を、私たち教職員は心から誇りに思っています。
聖歌隊の姿
さて、今日はクリスマスミサでもお話がありましたが、「平和」について一緒に考えてみたいと思います。
イエス様がこの世にお生まれになった理由をご存じでしょうか?それは、人々に愛と希望、そして平和をもたらすためでした。
では、私たちはどうすれば平和を築けるのでしょうか。平和とは、ただ争いがない状態を指すだけではありません。たとえ意見が異なる人や考えが合わない人がいても、その違いを受け入れ、お互いに尊重し合いながら共に生きていくことです。助け合い、分かち合う心を持つことで、平和は少しずつ形作られていきます。
アウシュビッツ 入り口
アウシュビッツ 道
先週、私は高校2年生の修学旅行でポーランドのアウシュビッツを訪れました。そこは多くの人々が命を奪われた悲しい場所です。強制収容所で奪われたのは、人々の自由、希望、そして命そのものでした。このような悲劇を二度と繰り返さないためには、私たち一人ひとりが平和を意識し、小さな行動から始めることが大切です。
クリスマスは、イエス様が平和と愛をもたらすためにこの世にお生まれになった日です。今年のクリスマスイブには、イエス様が示してくださった愛と平和について改めて考えてみてください。そして、みなさん一人ひとりがその愛と光を受け取り、周りの人々に広げていける存在となりますように。平和な世界を築く第一歩は、私たちの身近な行動から始まります。
これからの冬休み、どうか家族や友人と過ごす時間を大切にし、愛や感謝の気持ちを周りの人々に伝えてください。そして新年には、より平和で明るい未来を目指して新たな一歩を踏み出しましょう。
最後に、期末試験で100点をとった方、招待状が届いていると思います。招待状がなくてもお越しください。
100点の生徒たち
それでは、良い冬休みを過ごしてください。
2024年12月23日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己