WEB校長室
丹澤校長メッセージ2 (入学式 式辞)
2019.04.06 丹澤校長メッセージ
やわらかな春の日差しのもと、満開の桜とともに、マリア様が祝福されています。
本日、入学を許可されました中学校56名、高等学校124名の新入生の皆様は、厳しい入学試験に見事合格いたしました。
ここに至るまでの努力を称え、ご入学、誠におめでとうございます。
多くの来賓の皆様、並びに保護者の皆様にご臨席賜りありがとうございます。
今日2019年度、入学式を挙行できましたこと、新入生はもちろん、私たち教職員、在校生にとりまして、大きな喜びでございます。ご臨席いただきました皆様に心からお礼を申し上げます。
この度、アサンプション国際小学校・中学校高等学校の校長を務めさせて頂きます「丹澤 直己」でございます。母校の校長を務める喜びと責任の大きさを日々かみしめております。カトリック学院らしい「愛」と「笑顔」に満ち溢れた家庭的雰囲気の学院にするよう最善を尽くし「21世紀型教育」を引き継ぎ、全職員が一丸となり、より一貫した教育体制を構築してまいります。
本学院は1839年、フランスのパリにおいて聖マリ・ウージェニーによって創立されたカトリック聖母被昇天修道会を母胎とし、アサンプション(聖母被昇天)ファミリーの一員として、65年の月日が流れました。本校の建学の精神であります「世界に貢献する人の育成」をめざし「誠実、隣人愛、喜び」をモットーに、世界33ヶ国の姉妹校と手を取り合いながら、グローバルな精神を養うことで、世界においても他者のために貢献できる人の育成を努めてまいりました。
つまり、本学院ではグローバルという言葉が普及する以前より、グローバル教育を行ってきたといえます。
入学生のみなさんに、必ず本学院で成し遂げてほしいことがあります。それは、色々なことにチャレンジして「自分の可能性」を見つけてください。そのためには、まず学習・学校行事・部活・委員会・海外研修などに積極的に参加することです。
チャレンジしていく中で、様々な課題に出会うでしょう。その時に、皆さんの培ってきた知識と知恵を振り絞り、予測を立てながら、解決策を見つけて下さい。それを繰り返すたびに、未来の状況に対応できる判断力・想像力・表現力が養われていきます。
その時、忘れてはならないのは、自分だけよければ良いと思うのではなく、周りを思いやる気持ちです。この「思いやり」の気持ちが、アサンプション国際のモットーである「誠実・隣人愛・喜び」です。この「未来に対応できる力」と「思いやり」がアサンプション国際のPBL(課題解決)型授業です。このアサンプション国際のPBLをとおして、新たな自分の可能性を見つけてください。
聖書 マタイによる福音書7章「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい、そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」とあります。すなわち、「可能性を切り開くのも自分、閉ざすのも自分」です。
様々なことに挑戦してください。「覚えるキミ」から「考えるキミ」そして「チャレンジするキミ」を目指してください。そして、みなさんの夢をここアサンプション国際で叶えてください。
最後になりましたが、保護者の皆様、まず私からお伝えしたいことは、お子さまを今日まで育て上げてこられたご苦労に対して、最大の敬意とねぎらいの気持ちをお伝えさせて頂きます。今の時代、子育ては容易なことではありません。お子さまを今日まで育てることは、多くの楽しみや喜びがある反面、悩まれ、ご苦労されたこともあったことでしょう。だからこそ、本日、晴れの日のご入学誠におめでとうございます。
本日から、保護者の皆様と我々教職員は力を合わせて、お子様の教育にあたることになります。そのためには保護者の皆様と我々教職員との信頼関係を基盤とした連携が必要です。本学院の教育実践についてのご理解とご協力をお願いいたします。
今日のこの日が、みなさんにとって、輝く第一歩となることを願い、私の式辞とさせていただきます。
新入生のみなさん、保護者の皆様、本日は、ご入学、誠におめでとうございます。