WEB校長室
丹澤校長メッセージ33 (3学期始業式 ~丑年 人生の土台づくり~)
2021.01.08 丹澤校長メッセージ
Happy New Year
Let us welcome 2021 with hope and confidence that the good will triumph and will bring greater life for all!
みなさん、明けましておめでとうございます。
この冬休みはどの様に過ごしましたか?
新型コロナウイルス感染拡大の状況下で、自由に外出も出来ないので、「STAY HOME」していたことと思います。その間、ご家族とは十分に会話をしましたか?お家の方は、皆さんとお話しをすることをとても嬉しく心待ちにしていたはずです。お家でご家族とゆっくり過ごす時間は、クラブ活動・習い事・友達との約束などで今までは気付けていなかった家族の在り方に、改めて気付けたお正月だったのではないでしょうか。
またコロナ禍で、人とのコミュニケーションが難しくなってきています。特に対面でのコミュニケーションは画面越しでは味わえない、温かいふれ合いを感じることができ、さらに、人との摩擦により多くの事を学び、そして思考力・発見が生まれ、孤独化を防ぐことも出来ます。この2021年は、制限がより一層厳しくなるかと思いますが、コミュニケーションの取り方についてしっかり考えていきたいと思っています。
『コロナ対策のために“密”を避けますが、人との繋がりでは“密”を大切にしましょう。』
昨日、首都圏(1都3県)に、緊急事態宣言が出されました。大阪もコロナ感染者の増加で緊急事態宣言が発令されるような報道もあります。しかし、アサンプション国際は、昨年、皆さんと一緒に乗り超えたコロナ対応の経験から攻略法がわかってきました。なので、安心して新年を迎え、始業式も迎えることが出来ています。今年も、新しい生活様式の基、工夫を凝らしながら学びを止めずに前進していきましょうね。
さて、今年は、十二支で2番目の丑年です。平成21年生まれの皆さんの年ですね。
牛は「天神さまの使い」と言われているのを耳にした事がありますか?
皆さんも神社にお参りに行ったときに、足を折り曲げて座っている牛「臥牛(がぎゅう)」の像を見たことがあるかと思いますが、この牛の像は、「撫でると願いが叶う」とも言われ、「撫で牛」「ねがい牛」とも呼ばれています。ちなみに、京都にある北野天満宮には、唯一「立ち牛」の姿も見ることができます。「学問の神さま」「芸能の神さま」として有名な天神さまを祀っており、お参りに行く受験生はとても多いです。
また、牛は古代から農業において、必要不可欠な動物でした。重労働な農作業を一生懸命に手伝ってくれる働きぶりから、丑年は「我慢・忍耐」といった、「良いことの前触れの年』になると言われています。
今年は、コロナ禍での経験をポジティブに考え、皆さんの明るい人生の土台づくりにしましょう。聖書にも、“人生の土台”について、“土台が緩ければ家を建てても壊れてしまう”。という、次のようなお言葉があります。
マタイによる福音7章24-29节
「そこで、わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。
雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。
岩を土台としていたからである。
わたしのこれらの言葉を聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家建てた愚かな人に似ている。
雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲いかかると、倒れて、その倒れ方がひどかった。」
今日、ここで皆さんと始業式を迎えられたことへの感謝の気持ちを忘れずに、明るい、希望に満ちた年になれるよう、アサンプション『ONENESS』となりましょう。そして、マスクの下も笑顔でいましょうね。
2021年1月8日 アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己