2021.02.15 丹澤校長メッセージ

皆さん、お久しぶりです。
今回は、放送ではなく、映像で全体朝礼を行います。

 

先週は、高等学校の入学試験がありましたが、今週は高等学校卒業式が執り行われます。

この2月は、新旧の交代の時期でもあります。ここにいる皆さんも、学年が上がり、高校2年生の皆さんは最後の高校生活を迎えます。中学校1年生の皆さんは後輩ができますね。ただ、これからそんな新年度を迎えるにあたり、やり残したことがあるのではないでしょうか。それらを実行する時は「今でしょう」。

 

私が特に皆さんに対して思う、2点の今するべき「規律」についてお話します。

 

まず1点目は、「挨拶」です。

先週から自主的に生徒の皆さんによる挨拶運動が始まりました。生徒玄関で皆さんが元気に挨拶をしてくれると、光が差し込み、雰囲気も明るくなり、活気に満ち溢れます。これこそが生徒による学校作りで、学校は日々通っている皆さんの手によって作られていきます。

挨拶は、人と人とが繋がる素晴らしいコミュニケーションの一つです。気持ちのいい挨拶をすることで、相手の心に安らぎ・幸せを与えることが出来ます。

小学生が毎朝北門に立っていますよね。彼らは小学2年生で、強制ではなく、自主的に挨拶に来ています。
小学2年生の生徒が、「お兄さんやお姉さんたちが挨拶をしてくれたら気持ちいいね」と言っています。この様に挨拶は自分たちの周りだけでなく、小学生・保護者の方・来校者の方にまで分かち合える、幸せを届けることができます。そして、挨拶は日々の活力にも繋がります。

 

2点目は、「学業」です。

授業に臨む姿勢は、皆さんの成績に比例しています。先生は、一日に何百人の生徒を見ていますので、皆さんの視線の先に何があるのかすぐに見抜けますよ。

今の時代は、大学入試も高校3年間の成績が必要です。一般的に高校2年生は中だるみからか、1年時より成績が下がる傾向にあります。けれども、下がった成績を上げるには、倍の勉強時間が必要です。指定校入試で大学に進みたい人は、高校3年生の1学期までの成績で評価されます。3年間ではなく、2年と4か月です。

中学校・高等学校の学業は、決まった内容を学習すれば成績に結びつきますが、大学での試験や就職試験では、幅広い知識の基に、創造的思考力があるのかも判断されます。そのためには、この時期に一つでも多くの知識を得て、自分を成長させることが大切です。ボーッとしていると、出遅れますよ？後悔しても遅いです。

「勉強で得た知識は、無駄にはなりません。そして、邪魔にもなりません。」自分の夢を実現するためにも、自主的に勉学に励みましょう。これも、実行するのは「今でしょう」。

 

この放送後、皆さんの様子を見に行きます。
学年末試験まであと10日です。姿勢を正して、集中して学業に励みましょう。そして、学年末試験で100点を取って、校長室でお祝いをしましょう。

 

最後に、お知らせです。
女子のスラックスができました。寒い時期や自転車で通学の方には良いのではないでしょうか。私も注文します。

そして、皆さんから「女子の夏服を改善してほしい」という声が多数寄せられたので、2022年を目途に今の時代に合った制服にリニューアルすることにしました。「着てみたいな・・・」と思える可愛い制服のアイデアをください。

皆さんの意見、お待ちしています。

 

 

2021年2月15日　アサンプション国際中学校高等学校　校長　丹澤 直己