WEB校長室
丹澤校長メッセージ40 (校長講話 ~Changes for the Better~)
2021.05.17 丹澤校長メッセージ
昨日から、例年より3週間早く梅雨入りしました。
昨年の今頃も緊急事態宣言で、突如多くの日常生活に規制がかかり、まさか1年後の今頃までも新型コロナウイルスの感染拡大が続き、緊急事態宣言が発令されているなどとは、想像もついていなかったと思います。
しかし、コロナ禍があったからこそ、世界では当たり前であったネット環境が、日本でも急速に進化し、教育現場にも取り入れられました。
例えば、学校に来られないお友達には『Zoom』で授業を配信することが出来ています。会議もわざわざ出向かなくとも、『Zoom』で世界の人たちといつでも行えます。先月も、世界のアサンプションの校長先生たちと『Zoom』で会議を行いました。
日本だけでなく世界の社会情勢が知りたければ、検索すれば直ぐに知ることができます。デパートやコンビニも、ファストフード店やレストランも、デリバリーや『Uber Eats』の急速な発達で、自宅まで届けてくれます。この『Uber』は、海外では10年以上も前からあったビジネスです。日本は、まだデリバリーの分野だけですけど、海外ではタクシーも『Uber』です。
その他、『Instagram』や『LINE』などで、海外に住むお友達や、離れて住むご家族やお友達にも画像とともに話しも出来ます。とても便利なネット社会ですね。
私も、アサンプションのアカウントをフォローしてるので、そこで私の名前を見つけて10年ほど音信不通だったアメリカのお友達から連絡が来て、話しをすることが出来ました。彼女は、私がアメリカに住んでいた2006年から約5年間、一緒に教員をしていた親友と呼べる人です。先生がアメリカの現地校で教員をした時に、アメリカの文化を教えてくれ、助けてくれた人です。本当にSuper happyな再会でした。
この様に、地球の裏に住む人との素敵な再会も可能にしたのは、『インターネット』です。しかし、1つ間違えると、相手を傷付けたり、犯罪行為になるのもネット社会の怖いところです。今では、『Instagram』『LINE』 など、いろいろな通信ツールがありますが、一度アップした画像は、誰かが保存すれば残り続けます。特に、今は、緊急事態宣言で自由に外出も出来ない分、自宅で自分のスマートフォンを触る時間が多いでしょう。軽はずみ、遊び半分でそれらのツールを使用するのではなく、今一度よく考えて使用してください。
さて、まだまだコロナ感染拡大が止まりません。今一度、自分たちの行動を考え直す必要があります。「自粛生活にちょっと疲れたけど、みんなのためにもうひと踏ん張りしよう」という気持ちになる事です。人は、自分のためよりも「みんな」のためにと考える方が頑張れる傾向にあります。その、「みんな」の範囲をちょっと拡げてみてください。地域の人々のために、そして日本の人々のために、さらには世界の人々のために、今は一人ひとりが感染しない、感染させないという努力をする時なのです。本校のモットーである「誠実、隣人愛、喜び」を、今こそ実践してください。
来週から中間試験が始まります。
特に高校3年生の皆さんにとっては、大事な試験でもありますので、しっかり勉強し、後悔のないようにしてください。そして、試験で100点を取って、校長室でケーキを食べましょう!
最後に、英検講座には、もう申し込みましたか?
締め切りは5月21日です。
今の時代、大学入試に英検は欠かすことが出来ませんし、英検を保持していると入試や将来の就職でとても有利です。高校卒業までにせめて2級、そして、目指すは準1級・1級です。まだ、遅くないです。
ぜひ、皆さん英検講座に参加してください。
2021年5月17日 アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己