WEB校長室

丹澤校長メッセージ80(11月27日 ~待降節に向けて~)

2023.11.29 丹澤校長メッセージ

さて、1225日はカトリック教会で最も重要な日です。救い主イエス・キリストの御生誕です。
そして、約4週間前から降誕の準備に入る待降節が始まります。
今年の待降節は122日で中高の玄関先にも馬小屋を設置を既に設置しました。設置をして下さった宗教委員の皆さん、ありがとうございました。


馬小屋は、イエス様が生まれた場所です。イエス様がどのように置かれているのか見てみましたか?
なぜ、「馬小屋の飼い葉桶」に寝かされているのでしょうか。寝かされているということで、「この人は世界の人々のために捧げられている」という意味を教会では言われています。神はこの幼子の中にご自分をお顕しになったと信じています。神は、幼子を通して、智慧と理解、導きと勇気、平和と和解を私たちに示し導いて下さっています。


この神のお導きは、アサンプション国際のモットーである「誠実・隣人愛・喜び」に値するのではないでしょうか。
自分を大切にし、他者をも大切に出来る隣人愛が芽生える時、誠実と喜びは同時に目に見える力となって人へと伝わります。
この力が、皆さんの品格となって現れます。
 
 そして、クリスマスは、クリスマスパーティーやクリスマスプレゼントを直ぐに想像しますが、本来の意味はイエス様の御生誕のお祝い、すなわちここにいる皆さん一人ひとりの誕生、この世での存在をお祝いする日でもあります。きっと、生命の源、出発点に立ち帰る日でもあります。今日も世界では戦争が続き、苦しんでいる子どもたちも多くいます。その人たちのことを心に留めて、満たされている私たちの日常から何かできる事を考えてみましょう。例えば、飲み物を買うのを我慢し、それをクリスマス献金に当てるなどしてみては如何でしょうか。一人では少しの思いやりが、皆の思いやりが集まれば、大きな力となるはずです。これが、アサンプション国際の隣人愛です。そして、世界に1番近いアサンプション国際です。
いま一度、私たちも身の回りへの視点を見直し、待降節の中心に「誠実・隣人愛・喜び」を置き、温かいクリスマスをお迎え出来ますことをお祈りします。

 

2023年11月27日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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