WEB校長室

丹澤校長メッセージ81(12月22日 ~2学期終業式「希望の光」~)

2023.12.23 丹澤校長メッセージ

 終業式に先立って行われた『クリスマス祈りの集い』では、キリスト降誕の意義を再確認できたことでしょう。
イエス・キリストは私たちに“愛”を教えてくれます。愛とは、人を大切にすることです。

 『ヨハネの第一の手紙 3章18節』にはこう書かれてあります。
「子どもたちよ。私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、 行ないと真実をもって愛そうではありませんか。」

 

 

 愛は分かち合いです。皆さんは学院のモットーである「誠実、隣人愛、喜び」の精神で、日々行いと真実を大切にしているはずです。本学院の行事の数々はまさに隣人愛に満ちています。

先生は、この1年間のなかでも、沢山の隣人愛を皆さんから感じ取ることができました。

行事を通してでも、自分だけが楽しむというのではなく、他者をも思う言葉がけ、行いをみることができました。それは、今若者の中で見られる「自己愛」ではなく、「隣人愛」です。

特に、2学期に行われた行事の中で特にそう感じたのが、チャリティーデイでした。皆さん生徒たちだけが楽しむのではなく、閉会式のゲームなどでも、先生たちも一緒に参加し楽しみを分かち合わせてくれたことです。与えられる喜びはとても嬉しいものです。この精神が、アサンプション国際の隣人愛です。

 

 

 

そして、皆さんは、幼子イエス様なのです。イエスの誕生は希望です。
つまり皆さんがアサンプション国際の希望の光なのです。
クリスマスを今週末に迎えるにあたり、「希望=光」について一緒に考えてみましょう。

皆さんは、「光」を想像すると、明るく照らされている光を想像するかと思います。イルミネーションの光は、綺麗ですね。
もし、自分の部屋の光が、チカチカと付いたり消えたり、電球が切れて付かなくなると、新しい電球に付け替えますよね。
そして、明るい電気が付くと、ホッとして嬉しくなると思います。
すなわち、私たちが求めているのは、「明るい光」ではないでしょうか。

皆さんも、明るい光で輝けるようになって欲しいです。そうなるための根底には、「誠実・隣人愛・喜び」を大切にすることで、明るい光で輝ける人になります。
2日後に迎えるクリスマスに向けて、今年のクリスマスは「明るく輝ける光」を意識した、視点を変えたクリスマスを迎えてください。

その一方で、この世界ではまだ戦争が続き、皆さんと同じくらいの人たちが苦しんでいます。
クリスマスを迎えられる家がない、食べるものがない、また、両親を亡くした子供などが沢山います。目に見えない皆さんの兄弟にも、明るい光で照らすことができる担い手となって下さい。これが、アサンプションが国際である意味です。

 

来年で、学院は70周年を迎えます。それを目指して、更に希望に満ちた学院となるように、皆さんの明るい希望の光で照らしてください。

最後に、2学期期末試験で100点をとった方、おめでとうございます!

 

 

2023年12月22日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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