WEB校長室

丹澤校長メッセージ86(4月6日 ~中学校高等学校入学式~)

2024.04.08 丹澤校長メッセージ

My dear students, and parents – I welcome you to a new school year !  We have been looking forward to seeing you and having an Entrance ceremony.
Congratulation to be high school students.  middle school students.
In the Assumption, we try to choose to look at every situation in a positive way – so I would like to offer you a way of looking at this school year as something NEW with renewed HOPE!  
Let us joyfully choose to celebrate and be thankful for the gift of LIFE and the gift of one another.

 

 

新入生のみなさん、ご入学、誠におめでとうございます。

そして、受験勉強、大変お疲れさまでした。この受験勉強やパンデミックを経験して、
自分の歩んできた道を振り返ってみると、成功したこと、失敗してしまったこと、嬉しかったこと、辛かったことなど、様々なことを経験してきていると思います。が、その一つ一つに意味があり、それらの経験が今の自分を創ってくれています。そして、常にお家の方が寄り添い、皆さんをサポートしてくれたことを忘れてはいけません。いつも皆さんが笑顔で過ごせることを願い、皆さんの将来の幸せを願って共に歩んでくれたご家族に最大限の感謝の気持ちをもっていてください。

 

今日から、アサンプション国際の制服を着て、希望に満ちていることと思います。
そして、先生は自分に問いました。「15歳の自分は、何を思って入学式を迎えているかな。。。」と考えました。
「楽しい学校生活にしたい。そして、何かに挑戦して、新たな自分に出会いたい。」と、思っていたと思います。
きっと皆さんも、期待に胸を膨らませワクワクしてここにいる事と思います。

アサンプション国際の役割は、皆さんの内にある「GOODNESS  -善さ- 」を見出し、新たな自分“SOMETHING NEW!”に出会う場です。そして、皆さんの弱みを強みに変えるお手伝いをすることです。

今日の入学式を機に、この「新たな自分」に出会うために、どのような心構えでいて欲しいのかをお話いたします。
みなさんには、アサンプション国際の建学の精神である「世界の平和に貢献できる人」に成長して欲しいと心から願っています。今もなお続く、ガザ・イスラエル紛争やウクライナ侵攻で多くの人々が苦しみ、命を犠牲にしています。この状況下で、私たちが周囲に、そして、社会に何を貢献できるのか、どうすれば世界の人たちと手と手を取り合いながら、より良い社会を作って行けるのでしょうか。

これから歩む長い人生の中、嬉しいことがたくさんあるでしょう。その反面、色々な壁にぶつかり、戸惑い、立ち止まることがあるでしょう。これを経験するのが成長です。その時の心の支えになるのが、本校の教育理念である「LIFE  TRUTH  FREEDOM  GOODNESS  ONENESS」の5つです。
LIFE―活き活きとエネルギッシュに生きる人。
TRUTH―いかなる時でも真実を見つめ、誠実に生きる人。
FREEDOM―周りにながされず自分で判断し、自分らしく生きる人。
GOODNESS― 一人ひとりの個性を大切に、ポジテイブに生きる人。
ONENESS―誠実・隣人愛・喜びの精神を大切に、多様性を受け入れ、ともに生きる人。
 
このONENESSの精神の中にある本校のモットーである「誠実・隣人愛・喜び」、この意味は、「相手に喜びを与えることで、その喜びは自分にも返ってくる。」と言う「他者のため」への「分かち合いの心」です。

                 自由を得させるために、

キリストはわたしたちを解放して下さったのである。

だから、堅く立って、二度と奴隷のくびきにつながれてはならない。

兄弟たちよ。

あなたがたが召されたのは、実に、自由を得るためである。

ただ、その自由を、肉の働く機会としないで、愛をもって互に仕えなさい。
 律法の全体は、「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」という

この一句に尽きるからである。

                                 (ガラテア信仰への手紙 5:1 13-14)

               

 

今日からここで出会う仲間と共に新たな生活が始まります。この分かち合いの心で、同級生たちを受け入れ認めてください。ここに皆さんが居るのは、神様からのお導きであり、ここに存在することそのものに意味があります。それが、皆さんのここにいる存在意義であり、皆さんの存在の使命があります。世界、社会、周りに耳を傾けながら、共に歩む事で、自分の使命が明確になるでしょう。
自分の使命を見いだせた時、きっと新たな自分に出会えます。
このように本校で、勉学だけでなく、人と共に歩み、人に愛される人間力を身に付けて下さい。

高校の卒業と同時に、成人の仲間入りをします。言わば、高等学校は成人になる前の最後の教育機関となります。だからこそ、社会に出た時に必要な人間力を身に付けて欲しいのです。この人間力が、アサンプション国際の品格です。

そして、アサンプションは、世界のアサンプションです。世界と繋がる機会は沢山あります。広い世界を見る事で、新たな自分の発見に繋がるでしょう。その時、きっと皆さんの自分の善さを見出す事ができます。これがアサンプションの学びの環境です。
自分の善さに気付き、自分を好きになり、自分らしく可能性にチャレンジしてください。

創立者 聖マリ・ウージェニーも、「自分らしい世界に一つだけの花を咲かせましょう」と、仰っています。
ここにいる皆さんと共に、より希望に満ちあふれたワクワクする学校を築いていきましょう。

 最後になりましたが、改めまして、保護者のみなさま、お子様のご入学誠におめでとうございます。
アサンプション国際で、勉学はもちろんのこと、社会で必要とされる品格を身に付ける人格形成の育成を大切にしています。それが、幸せに未来を生き抜く力になります。今日から保護者の皆様もアサンプションファミリーの一員です。
そこで、保護者の皆さんと手を取り合いながらお子様の成長と共に歩んで行きたくお願いいたします。そして、卒業時には、「この学校に入学させて良かった。」と、思って頂けるように教職員一同、誠心誠意努めて参ります。
 
新入生の皆様!もうすでにアサンプション国際の生徒です。本校の生徒だという事にプライドを持って下さい。
今日のこの日が、みなさんにとって、輝く第一歩となることを願い、式辞とさせていただきます。
 
2024年4月6日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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