WEB校長室

丹澤校長メッセージ92(7月25日 終業式~GIFT 善さ~)

2024.07.25 丹澤校長メッセージ

この1学期、新たな仲間の1年生を迎え入れ、皆さんが色々な場面で活躍してくれました。常に、周りに目を向けてくれたからこそ、無事に終業式を迎えることができました。よく頑張りましたね。

その時々で、多く皆さんが協力し、奉仕の精神を大切にしてくれました。本当にありがとう。

生徒会の皆さんが中心となり、学校説明会など、誰1人取り残されない学校作りに力を入れてくれてくれました。本当にありがとう。

皆さんの強みは、温かいおもてなしの精神です。これは強み=ギフトですね。
今日は、GIFTのお話をします。

諸外国に比べると、日本人の苦手なところは、人と違うことです。どちらかと言うと、人と同じだと安心しませんか。人と違うということは、神さまから頂いた1人ひとり異なるギフトなんですよ。
ギフトこそが皆さんの「善さ」です。この善さ引き出すのがここアサンプション国際の使命です。

人と異なることを理解すること、そして、他者から違いを受け入れる、また、他者に受け入れてもらう、それが「多様性」です。
この多様性は、周りの人、海外の人たちとの関わりで、視野を広げることで異文化理解を体験し、真の国際人へと育まれます。

こちらの表は、内閣府が高校生と大学生にとった、諸外国と比較した表です。日本が、最下位です。しかし、先週、高校3年生にとったアンケート結果によると、アサンプション国際の高校3年生はなんと73%もの生徒が「はい」と力強く答えてくれています。

これこそが、本校の国際と校名に掲げている「他者との違いを認め合う、すなわち多様性」の学びで、育てたい生徒像の一つです。
この力をもっと伸ばし、自己肯定感を上げるためにも、この夏休みにして欲しいことがあります。

以前、「大変」という漢字は、大きく変わる時=チャンスであるとお話しがありましたね。
だからこそ、
長い夏休みがより充実するように過ごすためには、就寝の前に一日の振り返りをして欲しいです。振り返りから、新たな自分への出会いに繋がります。
その時、心の中で、1人で振り返りをしているつもりでも、それはきっと誰かと対話をしています。それは、きっと神様とお話ししているのですよ。
そして、答えを見出せた時は、神様からのお答えであり、お導きです。

さて、どのような振り返りかは、
例えば、

 ① 今日、自分に「頑張ったね。」って、褒めてあげることは何でしたか。
 
 ② 明日、もっと頑張ることは何ですか。
 
 ③ 自分にされて嬉しいことを周りの人にもできましたか。

など、神様と一緒にお話をすることによって、きっと新たな自分に出会えます。そして、新たな1日を「希望」と共に迎えることができます。この様な振り返りは、時間を有意義に使い、自身への学びに繋がります。

今日の聖書朗読であったように、

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。
これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。」
(テサロニケへの手紙第一5章16節)

振り返りは、祈りであります。
特に、高校3年生には、受験勉強に向けて、貴重な時間の使い方でもあります。今日という日は、二度と戻ってきません。後悔のないように勉学に励んでください。

では、皆さん、元気な笑顔で2学期に登校してくれることを楽しみにしています。

 

2024年7月25日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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