WEB校長室

丹澤校長メッセージ93(8月26日 2学期始業式~種を蒔く人~)

2024.08.26 丹澤校長メッセージ

お久しぶりです。
夏休みはどのように過ごせましたか?一日一日を振り返りながら、充実した時間を過ごせたと思います。

夏休みの間、夏期講習を頑張った人
クラブ活動を頑張った人
インターアクト部で台湾研修に行った人
個人で海外留学に行った人
今は、12名の生徒はフィリピン研修に行っています。
色々なところで、色々な体験をして、多くの学びがあったと思います。

さて、今日から2学期が始まります。
そして、2学期こそ多くの学校行事があります。私たちがONE ASSUMPTIONにならないといけません。

まず、9月11日に合唱コンクールから始まり、チャリティー学院祭、エンカレッジプログラム、プレゼンテーションコンテスト、修学旅行、クリスマスミサと続いて行きます。
如何なる時も、エネルギッシュに、自分らしい花を咲かせるための心構えが、先程聖書朗読された「種を蒔く人」という例え話です。今日は、この内容から、「自分らしい実を咲かせるためにどうするのか」のお話をしていきます。

これは、創立者聖マリ・ウージェニーの教えでもあります。

イエスは、再び湖のほとりで教え始められた。おびただしい群衆が、そばに集まって来た。そこで、イエスは舟に乗って腰を下ろし、湖の上におられたが、群衆は皆、湖畔にいた。イエスはたとえでいろいろと教えられ、その中で次のように言われた。
「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出て行った。蒔いている間に、ある種は道端に落ち、鳥が来て食べてしまった。ほかの種は、石だらけで土の少ない所に落ち、そこは土が浅いのですぐ芽を出した。しかし、日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった。ほかの種は茨の中に落ちた。すると茨が伸びて覆いふさいだので、実を結ばなかった。また、ほかの種は良い土地に落ち、芽生え、育って実を結び、あるものは三十倍、あるものは六十倍、あるものは百倍にもなった。」
そして、「聞く耳のある者は聞きなさい」と言われた。

聖書 マルコによる福音書 4章 1-9節(新約聖書66頁)

種とは神様の言葉、
種を蒔く人はイエス様、
そして蒔かれた土地は(神様の言葉を聞く)私たちの心です。

イエスによってばら蒔かれた種は、畑、道端、石と石の間、茨の中にも落ちました。
ですから芽が出ない、芽が出てもすぐに枯れることもよくありました。でも、驚いたのは「良い土地」に落ちた種の収穫は、実が30倍、60倍、100倍になったと言うのです。
しかし実際にそんなに実がなる種はありません。つまり、土地は私たちの心の持ち方の場所ですから、神様の言葉を聞くときに、どのような心の状態で私たちが実行することができたかどうかです。「種は神様の言葉」だからです。

神様は、種がどれだけ無駄になっても種を蒔き続けられ、「希望と喜び」を私たちに伝えているのです。だから、どのような苦境にあろうとも決して希望を失うことはないのだ、とイエス・キリストご自身が語っているのです。
 
わたしたち一人ひとりは、神から与えられた使命があります。全く無意味でも無価値でもありません。孤独でもありません。時には苦しいこと辛いこと、試練の道があったとしても、そこから逃げ出したいという思いに駆られたとしても、大丈夫なのです。
それは、今、置かれている場所、蒔かれた土地で、しっかりと根を張って、希望を持って取り組んでいくと、いつか自分らしい花を咲かせることができます。

そして、神の声だけでなく、周りの人の声を聞くことも大切だと思います。声には、心の声と言葉で発せられる声があります。声には、沢山のヒントがあり、そのヒントで物事の視点を変えることができるでしょう。ポジティブに受け止める事で、新たな自分に出逢いながら、自分らしい花を咲かせる事ができると信じています。2学期も、より充実した時間にしてください。

最後に2学期の学院の生活目標は、「挨拶」です。
今お話しした様に、人の声に耳を傾けるためにも、挨拶という、コミュニケーションの初めの第一歩を大切にする事からスタートしましょう。

 

アサンプション国際中学校サッカー部 近畿大会優勝

アサンプション国際サッカー部 大阪大会、近畿大会優勝 全国大会へ出場

2024年8月26日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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