WEB校長室

丹澤校長メッセージ102(3月19日 3学期終業式~思い悩むな!~)

2025.03.19 丹澤校長メッセージ

「だから、言っておく。
自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。
空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。
あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、寿命をわずかでも延ばすことができようか。
なぜ、衣服のことで思い悩むのか。野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。
しかし、言っておく。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。
今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか、信仰の薄い者たちよ。
だから、『何を食べようか』『何を飲もうか』『何を着ようか』と言って、思い悩むな。
それはみな、異邦人が切に求めているものだ。あなたがたの天の父は、これらのものがみなあなたがたに必要なことをご存じである。
何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。
だから、明日のことまで思い悩むな。明日のことは明日自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。」

(マタイによる福音書 6章31-34節)

 

みなさん、今日は3学期の終業式です。

早いもので1年間が終わります。振り返ってみて、楽しかったこと、しんどかった事など色々とあったと思います。今日は、1年を振り返り、先程の聖書の言葉をもとに、「思い悩まなくていいんだよ。ありのままの自分で」を一緒に考えながらお話ししたいと思います。

聖書には、イエス様が「食べるものや着るもののことで心配しすぎなくても大丈夫」と語られた言葉があります。
この言葉は、「何を食べよう」「何を着よう」といった日常の心配にとらわれるのではなく、自分にとって本当に大切なことに目を向けて、まずは正しい道を選びなさいというメッセージです。

この1年、みなさんは勉強や部活、進路のこと、友だちとの関係など、いろいろな場面で悩んだり、不安を感じたりしたことがあったのではないでしょうか。「どうしてだろう」「もっと頑張らなきゃ」「完璧にしなきゃ」と焦って、苦しくなったこともあったかもしれません。でも、イエス様が伝えたかったのは、そんな不安にばかり心を奪われるのではなく、「今の自分にできること」「本当に大切にすべきこと」を見つめて、一歩ずつ進めばいいということではないでしょうか。不安や焦りで立ち止まるのではなく、自分にできることから前向きに取り組んでいく。その積み重ねこそが、きっとみなさんの成長につながっていくのだと思います。

本校の教育理念である「Life truth freedom goodness oneness」にある「自分らしく、ポジティブに」という言葉は、まさにこの教えに通じるものがあります。自分らしさを大切にし、できることから前向きに取り組むことで、結果は必ずついてきます。

これから春休みが始まります。新しい学年に向けて、「何ができるかな」「どんなふうに成長できるかな」と、自分らしく、ポジティブに考えてみてください。きっとその姿勢が、みなさんの可能性をさらに広げるはずです。

神様は、みなさん一人ひとりにふさわしい道を用意してくださっています。自分を信じ、前向きに新しい一歩を踏み出してください。

4月に、みなさんが成長した姿で元気に登校してくれることを楽しみにしています。

2025年3月19日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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