WEB校長室

丹澤校長メッセージ103(4月7日 中学校入学式)

2025.04.07 丹澤校長メッセージ

My dear students, and parents – I welcome you to a new school year ! We have been looking forward to seeing you and having an Entrance ceremony.
Congratulations to be high school students. middle school students.
In the Assumption, we try to choose to look at every situation in a positive way – so I would like to offer you a way of looking at this school year as something NEW with renewed HOPE!
Let us joyfully choose to celebrate and be thankful for the gift of LIFE and the gift of one another.

新入生の皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。
今日からは、皆さんは中学生です。小学校を卒業し、新たな環境での生活が始まります。この日を境に、もう「子ども」ではありません。まだ完璧な「大人」ではなくても、大人の一歩手前、「大人の仲間入り」をした存在として、自分の言動に責任を持ち、自ら考え、行動していくことが求められます。
また、今日この日を迎えることができたのは、皆さんを支え続けてくださったご家族の存在があったからこそです。愛情深く寄り添ってくださったご家族に、心から感謝の気持ちを持ち続けてください。

ここからの3年間は、思春期を迎え心も体も大きく成長する、大切な時間です。
この、自分の信念を持って前進していくときに大切にして欲しいのが、本校のモットーである「誠実・隣人愛・喜び」の精神です。他者を思いやり、喜びを分かち合うことで、その喜びが自分にも返ってくると言う「幸せの連鎖」です。
この幸せの連鎖を、ここで出会った仲間たちと共に養っていって欲しいです。

(マタイ5章13-16節)
「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけである。
あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば、家の中のものすべてを照らすのである。
そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」

「あなたはがたは地の塩である。」
塩は皆さんの日常にどのような役割がありますか?一緒に考えて行きましょう。
塩味のポテトチップス うすしお・粗塩とかもありますね。料理をおいしくするためには、塩が欠かせません。どんなに高級な材料を使っていても、塩気がなければ味がぼやけてしまいます。
イエスは、「あなたがたは地の塩だ」と言いました。これは、「あなたたち一人ひとりが、この世界や社会にとってなくてはならない存在だ」という意味です。新たに仲間になったクラスの仲間の中で考えてみると、明るい人・静かな人・優しい人・周りに気を配れる人など、みんながそれぞれ『自分らしいスパイス』を持っていて、1人ひとりの味付けでクラスを「ひとつの料理」として美味しくしてくれます。

誰か一人欠けても、なんだか物足りなくなる。
だから、あなた方が「あなたらしくいる存在」こそが、とても大切なことなんです。

そして、「あなた方は、世の光である」と言われたように、暗い場所に光があると、そこが見えるようになりますよね。「世の光」とは、「あなたの行動や生き方が、まわりの人を照らすことができる」という意味です。
クラスで誰かが困っているときは声を掛けてあげたり、正しいと思うことを勇気を出して行うことは、世の中に光を灯す存在になっているということです。イエスは、あなた方の存在がまわりを明るくする光であることを教えて下さっています。

本校はカトリックの精神に基づいて、「神に愛されているかけがえのない存在であること」を大切にしています。

皆さんにも、神さまから与えられた命と才能を大切にしながら、他者への思いやりを持ち、自分にできることを精一杯果たせる人に大人への一歩を踏み出してほしいと願っています。

人は皆、違う背景や考え方を持っていますが、その違いを受け入れ、認め合う心を持つことが、これからの社会にはますます必要とされます。困っている人がいれば寄り添い、弱い立場の人の声に耳を傾けられる人になってください。そして何より、「自分だけでなく、まわりの人の幸せを願う心」を大切にしてください。

失敗を恐れず、挑戦する勇気を持って進んでいってください。
神さまはいつも、そんな皆さんをあたたかく見守ってくださっています。

この中学校で過ごす毎日が、皆さんの未来につながる豊かな歩みとなることを願っています。
共に学び、共に育ち合いながら、希望に満ちた3年間となることを願い、式辞といたします。

2025年4月7日
学校法人 聖母被昇天学院
アサンプション国際中学校高等学校 校長 丹澤 直己

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