お知らせ

2024.08.28

丹澤校長メッセージ30(8月28日 2学期始業式)

今日から2学期が始まります。

一昨日は、マリ・ウージェニーのお誕生日でした。207歳を迎えられました。今年度は、学院が70周年を迎え、また207歳のお祝いをここ聖堂で出来るのは大きな喜びです。マリ・ウージェニーは、いつも私たちを温かく、沢山の愛で包んで下さっています。

マリ・ウージェニーがいらっしゃったことで、ここに学院があるのです。お言葉で、「自分らしい花を咲かせましょう。」と仰っています。今日は、このことについて皆さんで考えて行きましょう。

聖書マルコによる福音書4章1~9節には、「種をまく人」と言うお話が書かれています。

  イエスは、…略… 次のように言われた。
「よく聞きなさい。種を蒔く人が種蒔きに出て行った。蒔いている間に、ある種は道端に落ち、鳥が来て食べてしまった。ほかの種は、石だらけで土の少ない所に落ち、そこは土が浅いのですぐ芽を出した。しかし、日が昇ると焼けて、根がないために枯れてしまった。ほかの種は茨の中に落ちた。すると茨が伸びて覆いふさいだので、実を結ばなかった。
また、ほかの種は良い土地に落ち、芽生え、育って実を結び、あるものは三十倍、あるものは六十倍、あるものは百倍にもなった。」そして、「聞く耳のある者は聞きなさい」と言われた。

イエス様は、色々な場所に種を蒔かれました。そして、蒔かれた土地は、皆さんの心です。
次のA~Dのなかでは、どの土地が、皆さんの心ですか?

イエスによってばら蒔かれた種は、畑、道端、石と石の間、茨の中にも落ちました。ですから芽が出ない、芽が出てもすぐに枯れることもよくありました。でも、驚いたのは「良い土地」に落ちた種の収穫は、実が30倍、60倍、100倍になったと言うのです。つまり、土地は私たちの心の持ち方の場所ですから、神様の言葉を聞くとき、どの様な心の状態で私たちが実行することができたかどうかです。

70年前、神はアサンプション国際の箕面の地に種を蒔き始められ、種がどれだけ無駄になっても種を蒔き続けられ、「希望と喜び」を私たちに伝えて下さっています。

だから、どのような苦境にあろうとも決して希望を失ってはいけないのです。わたしたち一人ひとりは、神から与えられた使命があります。その使命を見出し、蒔かれた地=今置かれている場所で、しっかりと根を張って、「希望」を持って取り組んで行くのが、ここにいる私たちの使命です。そして、この地で一人ひとりの自分らしい実を実らせてくれるでしょう。
そうすると、皆さんの心の中は、満開のお花畑になると思います。

 

皆さんの教室に行くと、先生たちは黒板アートで皆さんを出迎えてくれていました。
小学校の先生は、こんなところにも才能があるのですね。
先生たちは、皆さんが元気いっぱいで登校してくれるのを、首を長くして待っていました。

2024年8月28日 学校法人聖母被昇天学院
アサンプション国際小学校 校長 丹澤 直己 

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